知多岡田の古い街並み

知多市の岡田は、かつて綿産業で栄えた町だそうです。今でも、古い街並みが残り往時の面影を残しています。

名鉄古見駅を起点に、少し山越えのような感じで車道を歩き、古い街並みで有名な岡田に入ると、慈雲寺があります。第七十二番札所です。慈雲寺の創建は1350年で、足利尊氏の側近だった一色氏五代当主の一色範光が開基しています。一色範光は当時大野城を居城としていたようで、一色範光の墓も慈雲寺の境内にあります。秘仏の本尊は千手観音像で、観音堂に祀られています。1660年再建の観音堂は、岡田地区では最古の建造物だそうです。

慈雲寺山門
慈雲寺山門

慈雲寺の山門を出ると、そこは岡田の古い街並みです。知多木綿の問屋、竹内宏商店が経営するchitacotton478 知多木綿アンテナショップがありますから、興味のある方は覗いてみると良いでしょう。写真左がアンテナショップ、右奥が慈雲寺です。

chitacotton478 知多木綿アンテナショップ
chitacotton478 知多木綿アンテナショップ

知多岡田の街並みは、落ち着いていて、それなりに風情があるものです。建物に説明版が付けてあるなど、地元の人たちが力を入れているのがわかります。

知多岡田の古い街並み

おかき屋辰心は名物岡田かつ丼が有名だそうです。ここはその名の通りおかきやあられを販売する店舗がメインです。竹新製菓という地元の会社が製造販売しています。残念ながらランチには早い時間帯だったので、買い物だけして岡田かつ丼はパスしました。次回は岡田かつ丼にチャレンジしたいと思います。

おかき屋辰心
おかき屋辰心

おかき屋辰心の少し東にあるのが五右衛門地蔵。昔この地で五右衛門という六部(諸国霊場を行脚する僧)が穴を掘って入定した地に建てられた地蔵だとか。伝説ですが。この近くには祭りの山車の倉庫や、阿弥陀堂などもありますから、昔から宗教的には重要な場所だったのでしょう。

五右衛門地蔵
五右衛門地蔵

帰路は名鉄古見駅に戻るか、朝倉駅でも距離的には同じくらいかと思います。

この記事は以下のサイトからの抜粋です。